目がゴロゴロしてコンタクトがしづらい
口が渇いて水なしでは食事がしづらい
虫歯が増えたり、話すと口の中がネバつく

これらの症状が続く場合、シェーグレン症候群 の可能性があります。これは免疫の異常によって涙や唾液が減る病気 で、膠原病の一種です。特に40~60代の女性に多く見られますがそのほかの年代や男性にも見られます。

関節痛の症状や倦怠感、レイノー現象とよばれるしもやけのような症状、肺の病気(間質性肺炎)や神経の病気(末梢神経障害など)を引き起こすこともあります。

精神疾患に使用する薬剤や糖尿病があることで乾燥症状が出現することもあります。当院では疾患の特定から行っていきます。

診断後は、膠原病の専門医による薬物治療、点眼薬、人口唾液などの処方を患者さんの希望に合わせて行うほか、目や口の乾燥を軽減する対症療法も指導いたします。


🔹 当院の治療方針:あなたの「つらい乾燥」を和らげます

目の乾燥には…

  • 人工涙液やヒアルロン酸点眼薬 でうるおいをプラス
  • パソコン・スマホの時間を見直し、瞬きを意識する
  • 寝るときの加湿 で乾燥を防ぐ

口の乾燥には…

  • 保湿ジェルやマウススプレー 、人口唾液を活用
  • ガムや酸味のある食品 で唾液を増やす
  • 食事は「よく噛む」「汁物を活用」 してスムーズに

🔹 「ただの乾燥」と思わず、早めに対策を!

シェーグレン症候群は、関節の痛みや全身の倦怠感虫歯や歯周病の悪化、内蔵の病気 につながることもあります。

「目薬や水分をとってもスッキリしない」「最近ずっと口が渇く」という方は、早めにご相談ください。

「病院に行くほどでもない?」と迷う方こそ、一度来院してご相談いただければ幸いです。